【新刊】『現代を読む はじめての評論文20選 三訂版』のご紹介
『現代を読む はじめての評論文20選 三訂版』
( 沢豊彦・鈴木幸憲・永瀬恵子・野田佐知子・美谷島秀明・三浦康彰 編著)
A5・152ページ・並製・予価990円(900+税) 2026年2月刊行予定!
※こちらは学校採用品のため一般の方には販売できません。
評論文って、こんなにわかりやすくて、おもしろい。
特色
●改訂方針
四つの観点から、いま、思考の潮流をけん引する筆者の文章を厳選しました。①二〇二〇年以降発表の文章、②女性の書き手の文章、③多様性を包摂する文章、④これからの社会のあり方を考える文章。検定教科書に先んじた文章も選びました。
●論理的な文章にふれる入口として
かみくだいた文章でありながら、論理展開がよくわかる。中学校でも使われるほど親しみやすい教材は、評論入門に最適です。平均3000字の長さで、授業では約2時間で扱える想定です。
●主体的に考える姿勢を養う
身近で普遍的なテーマを扱う教材をそろえています。現代社会の抱える様々な課題に向き合うことで、論理的な思考、主体的に考える態度を培います。
●学びの変化にも対応
2020年を起点とする大学入試改革では、「論理的な思考力・表現力」が問われ、読書量が問題への対応力を左右すると言われています。本書は、最新の思想を楽しく読めて、自主的な読書につながると支持されてきました。
●初学者が読み方を知る工夫
「学習の手引き」の問いで、主旨の把握、要約へと導きます。ポイントを学べるワークシートを全教材にご用意しており、200字要約ができるようになります。生徒が要約を自己採点できるチェック表つき。
●大学入試につながるラインナップ
入試頻出の著者による文章を集めました。考え方にふれるきっかけとして、早くから取り組めます。
目次
★…新規教材
第1章 「自分」を見つめる
★予言・約束・夢 宮地尚子
言葉のちぐはぐ 鷲田清一
第2章 文化の潮流をとらえる
★大きな意味から小さな意味へ 千葉雅也
人は独創的でありたいか 小熊英二
第3章 生活の中の「しきり」を認識する
日本人はなぜ靴をぬぐのか 芦原義信
災害と建築 隈研吾
第4章 科学の可能性について考える
近代文明とは何だったか 中村桂子
技術の正体 木田元
第5章 文学の醍醐味に触れる
★最大級に透明な詩人 最果タヒ
文学の仕事 加藤周一
第6章 自己と他者の関係を見つめ直す
自分を差し出す 岸政彦
★「自分らしさ」と日本語 中村桃子
第7章 言葉と人間の性質を知る
★生成AI時代の言語論 大澤真幸
読者の誕生と作者の死 内田樹
第8章 新たな価値を発見する
「貨幣」の本質、「愛」の本質 岩井克人
「美しさの発見」について 高階秀爾
第9章 現代社会の不安と向き合う
剝げ落ちる共同の彼方に 高村薫
「聖なるもの」の行方 山崎正和
第10章 未来への希望を探る
★脱成長の未来のために 斎藤幸平
都市の中で自然と住む 甲斐徹郎
付属品
●別冊解答付き(生徒用)
●指導書(1冊)
「要旨」「筆者」「構成」「発問例とその解答・解説」「『学習の手引き』の解答・解説」で構成。発問例は、教材理解のために大切な設問を網羅し、理解のための知識が補える丁寧な解説を行う。
●指導用CD-ROM(1枚)
①原文データ②テスト問題(2種)③ワークシート➃要旨自己採点シート、それぞれ一太郎とWordで収録。
⇒ワークシートサンプル「言葉のちぐはぐ」