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【特集】高等学校国語 選択科目の授業と学習評価(全6回)/2023年春号

「論理国語」──育成を目指す資質・能力と授業の構想──(島田康行)

雑誌『日本語学』2023年3月春号より特集記事の一部を紹介します!

–第2回–

「論理国語」
──育成を目指す資質・能力と授業の構想──

島田康行(筑波大学教授)

 

  • 1 科目の特性

    •   [1] 科目設定の趣旨
    •   [2] 目標と領域設定
    •   [2]教材の選定

  • 2 キーワード

    •   [1] 「実社会」
    •   [2] 「批判的に考える」

  • 3 他科目との関係

    •   [1] 「現代の国語」からの発展
    •   [2] 「現代文B」との差異

  • 4 授業構想に向けて

    •   [1] 授業構想例を探す
    •   [2] 授業構想例に学ぶ

1 科目の特性

[1]科目設定の趣旨

 「論理国語」は「文学国語」「国語表現」「古典探究」とともに4単位の選択科目として新たに設定された科目である。この科目が設定された趣旨や、そこで育成を目指す資質・能力についてはすでにいくつかの総説もある。

 学習指導要領の告示当初は、進学校を中心に「論理国語」と「古典探究」を選択する学校が多数を占め、事実上の「文学国語」はずしになるのではないかといった懸念もあったが、渡邉(2019)が指摘したように、国語科全体の総単位数が3年間で16単位程度確保されれば、その中でさまざまな組み…

(続きは、「日本語学 2023年 3月号 春号」をご購入ください。)


日本語学 2023年 3月号 春号

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