カリキュラム・マネジメントが機能する高等学校国語の学習評価(髙木展郎)
雑誌『日本語学』2022年3月春号より特集記事の一部を紹介します!
カリキュラム・マネジメントが機能する
高等学校国語の学習評価
髙木展郎(横浜国立大学名誉教授)
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1 国語の資質・能力の育成
[1]学習指導要領の構造
今回の学習指導要領改訂は、国語科のみならず、総ての教科等において生徒1 人1 人の資質・能力の育成を目指すものとなった。各教科等においても、カリキュラム・マネジメントを通して、各教科等で育成すべき資質・能力を学習指導要領に基づいて育成することが求められている。
今回の学習指導要領改訂で育成を目指す資質・能力の構造は、以下の図1に示す内容となっている。
~(図1 中略)~
この図1の「何を理解しているか 何ができるか」「知識・技能」は、いわゆるコンテンツ・ベース(Content base)の資質・能力であり、「理解していること・できることをどう使うか」「思考力・判断力・表現力等」は、コンピテンシー・ベース(Competency base)の資質・能力とされる。図1 のト…
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