web国語の窓

明治書院の国語教育webマガジン

MENU

今日の漢文

海天 東を望めば 夕茫茫たり…

本文(書き下し文):
海天 東を望めば 夕茫茫たり、山勢 川形 濶くして復た長し。燈火 万家 城の四畔、星河 一道 水の中央。

読み:
かいてん ひがしをのぞめば ゆうべぼうぼうたり、さんせい せんけい ひろくしてまたながし。とうか ばんか しろのしはん、せいか いちどう みずのちゅうおう。

通釈:
銭塘江辺の楼上から東方を眺めると、海も空も茫漠たる暮色につつまれ、山の姿も川の流れも広く長くどこまでもつづく。数知れぬ家の灯火はあかあかと杭州の町の四辺までも広がり、一すじの天の河が銭塘江の真ん中に懸っている。

出典:
新釈漢文大系 100 白氏文集 四』407ページ

新釈漢文大系 100 白氏文集 四

 

ポイント
七言律詩「江楼夕望 客を招く」の前半4句。江楼から夕暮れの絶景を眺めながら、共に涼を楽しもうという詩である。この後の2句「風は古木を吹く 晴天の雨、月は平沙を照らす 夏夜の霜」は『和漢朗詠集』巻上・夏の部に「夏夜」として収録されている。 

タグ

バックナンバー

閉じる