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今日の漢文

玉階怨

本文(書き下し文):
夕殿珠廉を下す、流蛍飛びて復た息む。長夜羅衣を縫う、君を思うて此に何ぞ極りあらんや。

読み:
せきでんしゅれんをくだす、りゅうけいとびてまたやむ。ちょうやらいをぬう、きみをおもうてここになんぞきわまりあらんや。

通釈:
夕方の御殿には珠のすだれをおろしている。外にはうつりあるく蛍が飛び交うたり、また、休んだりしている。この秋の夜ながにうすぎぬの衣を縫うているわたしは、あなたのことを果てしもなく思いふけっている。

出典:
新釈漢文大系 61 玉台新詠 下』656ページ

新釈漢文大系 61 玉台新詠 下

 

ポイント
六朝の詩人・謝朓(464~499)の五言詩「玉階怨」。謝朓は謝霊運と同族で、「小謝」と呼ばれる。五言詩にすぐれ、李白も高く評価している。「玉階」は玉をちりばめた階段で、宮殿の意。

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