百姓昭明、協和萬邦…(元号「昭和」)
本文(書き下し文):
百姓を平章し、百姓昭明にして、萬邦を協和し、黎民於いにしげり時れやはらぐ。
読み:
ひゃくせいをべんしゃうし、ひゃくせいせいめいにして、ばんぱうをけふわし、れいみんおほいにしげりこれやはらぐ。
通釈:
百姓の身分をわかって明らかに正し、百姓の身分が明らかになってから、万(よろず)の邦(くに)を協同和合させた。そこでもろもろの民が大いにさかえ、また和合したのである。
出典:
『新釈漢文大系 25 書経 上』堯典
百姓平章は、「百姓を階級に従って弁別した」と解する。